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~食事中~
「しかしどういう風の吹きまわしだ…?」
「別に…気になっただけ…」
「あっそうですか…」
「美味しい?」
「ん?さぁ~な…」
「何よ…美味しくないの?」
「んな事言ってねーよ…!」
「恥ずかしくて言えるかよ…」
ボソッ呟く。
「何?」
「…なんでもねー…」
食事を済ませ,洗い物をかたずけると渚は,帰りの用意を始める。
「帰るのか?」
「うん…」
ちょっと淋しそうに渚が答える。
「ありがとな…渚…」
「そっちこそどういう風の吹きまわし?お礼いうなんて…?」
「うるせー…」
「じゃぁね…」
「あぁ…」
ガタン…扉を閉める。
「ふぅ…」
渚が帰ると神也はベットに寝転ぶ。
「久々だな…手づくりなんて…親父とお袋が死んでいらいか…寝よ…」
そう呟くと電気を消し布団に潜る。
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