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゛キーンコーン カーンコーン ”
開放を告げるチャイムがなる。
私と、圭織はこの放課後を待っていたかのように、鞄を抱え教室を出た。
私は、村井 華(むらい はな)高校2年。
そして、隣いるのは、親友の金井 圭織(かない かおり)同じく高校2年。
今日は、アキラのお店に行く約束をしていたのだ。
とはいっても、まだ時間が早い…。
用意していた私服に着替え、センター街をブラブラしながら、時間をつぶした。
アキラとは、圭織の彼。
1週間くらい前、圭織がしつこいナンパ男に困っているところを助けてくれたらしい。
その時、たまたま私は、圭織と一緒にいなかった。
なんでだっけ…
(あー、そうそう、遅刻指導だったっけ…。)
圭織は、私と同じ高2のくせに大人びてる。
容姿もかなり可愛い。
と、いうよりキレイという表現のほうが合う。
街を1人で歩くと目立つのだろう。いい意味でね…(笑)
隣にいる私は、きっと幼く見えるだろう。
たまに、コンプレックスに思うけど、圭織の性格に免じて許そう。
だって、私には圭織しかいない。
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