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1.プロローグ
雨の中、スーツ姿の男が二人いた
「ヤオン、怪我人は全員運んだか?」
灰色のスーツの男が青色のスーツの男、ヤオンにそう聞いた
「運びました!グレイさん!」
ヤオンは灰色のスーツの男、グレイにそう元気よく答えた
「さて、ここからが俺達の本業だ」
『グルルル』
恐竜に似たような魔物が後ろにいた。グレイは銃をだし、ヤオンは剣を構えた。グレイが先に攻撃した。銃声二回。魔物の腹に命中。ヤオンは後ろに周り、剣を十字に振った。が、魔物は怯まず尻尾を横に振った。ヤオンは反応が遅れて壁に叩きつけられた
「がはっ!」
ヤオンは気絶してしまった
「ヤオン!」
魔物はヤオンに止めをさそうと近づいた。グレイは銃を撃ったが、魔物は気にもとめていない
「ヤオン!起きろ!」
ヤオンは起きない
(俺は、また、失うのか?)
魔物が腕を振り下ろそうとした
ドスッ
『グオオオ!』
魔物の脳天に刀が刺さった。黒いマントの男が刺したのだ。男は刀を抜きジャンプして地面に着地して魔物を斬った。魔物は倒れた
「あ、ありがとう、ございます・・・オルカさん」
黒いマントの男オルカは顔をしかめて言った
「この程度の魔物倒してもらわなきゃ困るんだが」
「申し訳ありません」
「まあ、しゃーないか」
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