64人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、朝から、身分の高い女性に接するときの正式な作法について学ぶことになった。
講師はナナちゃんだ。
朝食を終えた僕は用意された服に着替えた。
公式の場で着る一種の礼服だそうだ。
たっぷりとした袖のついた白い服。
日本神話に出てくるなんとかのミコトが着ているような服だった。
あちこちにヒダヒダもある。
ダボっとしたズボン、チャックもボタンもないのにどうやって前を閉めるのかと思っていたら、自然に閉じて、腰のところがキュッと締まった。
細かいところにも、驚異のテクノロジーが使われているのだった。
最初のコメントを投稿しよう!