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中には大勢の使用人が集まり、料理などがテーブルの上に置かれていた
キオ「皆、今日は集まってくれてありがとう
今から宴を始めるが無礼講でいこうじゃないか」
歓声が上がる
キオ「それと、ようやくモーキと別れることができる
これを祝って宴を始めたいと思う
では、乾杯!」
乾杯!
その声でホールは包まれ、徐々に五月蝿くなってくる
俺は影桜を出して飲み始める
キオ「たのしんでるか?」
コサメ「まぁな、一応家族としての食事が何回あるかも分からないからな
楽しめるうちに楽しむさ」
キオ「やっぱり、気がついたか」
コサメ「アイツが俺を牢に入れろって言ったからなぁ」
ここの法で、親が子に指定された言葉を言った場合は問答無用で離縁だからな
キオ「本当に誤算だったよ
あれさえなければ完璧だったのにな」
コサメ「でも、アイツが言わなかったら別れられなかったぞ?」
表面上は仲の良い家族を演じてたからな
キオ「それもそうか、複雑だな」
コサメ「まぁ、出てく気はないから安心しろ」
キオ「そうか、でも縁が切れるのは辛いな」
コサメ「家名が変わるだけだ、気にすんな」
キオ「リュウも来たみたいだし、この話はここまでにしよう」
コサメ「ああ、分かった」
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