さては血祭り、夏祭り

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ドーン・・・ 俺「あ・・・花火」 パラパラ・・・ ヤンデレ「きれいだね」 ヒュー・・・ 俺「・・・悪くないもんだな」ギュッ ヤンデレ「?」 ドーン・・・ 俺「い、いや、花火のこと」 パラパラ・・・ ヤンデレ「・・・しあわせ」ギュッ 俺(これじゃまるで・・・) 俺(・・・これじゃまるで、カップルじゃねぇか!?) 俺(・・・あれ?そもそも俺こいつのことどう思ってたんだっけ?) ヤンデレ「・・・ねぇ、俺君?」 俺(ぶっちゃけ傍迷惑だけどいじってると楽しくて、いっつもあしらい倒すけど、なんかほっとけなくて) ヤンデレ「・・・聞いてる?」 俺「えっ、やっ、あ、何?!」 ヤンデレ「もうっ。ちゃんと聞いててよね?」コツン 俺「あ、ああ・・・。そ、それで・・・?」 ヤンデレ「あなたに、言いたいことがあるんだ」 (ヤンデレは体育座りで土手に座った。俺はその横にしゃがむ。ヤンデレは空を見上げたまま少しの間黙っていた。俺は何度も花火の光を浴びたけれど、隣に座っている女の子から目が離せずにいた)
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