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俺は雄介改めゆなと2人で街を案内した。
俺の時は確かかなにこの街を案内されたよな、今度は俺がこの街を案内してるなんて・・・変な感じだ。
ゆなは俺のシャツから手を離そうとしないし、俺の後ろに隠れるように街を歩く。
まろみ「はぁ、とりあえず俺の後ろに歩くなよ・・・歩きずらいだろ」
ゆな「だって・・・恥ずかしいんだもん・・急にこんな姿になって早く慣れろって言われても・・・そんなの無理に決まってるじゃん・・・」
まろみ「だよねー・・・・」
しばらく、沈黙が続いたまま俺とゆなはアキバの街を歩いた・・・まぁ、かれこれ2、30分くらいは・・・・
まろみ「なぁ雄介・・・いや、ゆな・・・お前・・どうしてすみれにあんな嘘を言った?正直慣れてないはずだろ?俺だってまだこの体には理解出来ない部分があるんだぜ」
ゆな「確かに動揺してるよ今も・・・ただ、この姿を見て兄貴と一緒になったと思ったら・・少し嬉しかった部分もあったんだよね」
まろみ「うっうっそぉ~~~ん!!」
ゆな「おかしいかな?兄貴が羅刹会からいなくなって私いつも兄貴の事ばかり考えてた。いつも兄貴の隣にいたから・・・この日まで何か空白な時間がつらかった。」
まろみ「・・ゆな、・・・お前・・・じゃあこんな姿になっても・・平気なのかよ?」
ゆな「姿が変わっても・・兄貴は兄貴だし、私は私だよ、違うかな?あと何かわからないけどこの体には慣れて来たのもある」
コイツ既にゆなと言う姿と完全に一体化してるのか?俺は正直複雑な気分だ。
羅刹会で一緒に悪さして来た仲間が本当の妹みたいな姿になって・・心の奥で認めたくない俺がいる、けどそうだとしたら俺もそれに合わせた振る舞いをしないといけないって事だよな?
まろみ「・・ゆな、メイドfishでも行ってみるか?」
ゆな「・・・メイドfish?」
まろみ「西岡財閥の娘が働いてる店だよ、上田の旅行の時にいた娘だ覚えてないか?(前作の「遠征編」をご覧下さい)」
ゆな「えっあの時の娘さん?兄貴本当に知り合いだったんだ、凄い!!」
ゆなは俺の事を尊敬の目で見て来る、けどその顔はこっちが照れるような愛くるしい笑顔。完全に乙女だ・・目には目を歯には歯をならば、女の子には女の子って事でまりと会わせれば何か解決するかもしれない!!
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