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「悪魔なのにずいぶん素直に退いてくれましたね」
「悪魔だと素直に退きませんか?」
悪魔はきょとんした顔で僕を見ている。
「まあ、解らないです……
所でここには何しに来たんですか?
寿命と引き換えに何か願いを叶えてくれたり、魂を奪ったりするんですか?」
僕の質問に、悪魔は更にきょとんとした顔をする。
「そういう事、するんですか?
悪魔は……」
僕は驚いて聞き返す。
「しないんですか?
悪魔は……」
「しませんねえ……
どんなイメージなんですか……
私達悪魔は……」
そういって悪魔は溜め息をついた。
僕は悪魔に、悪魔のイメージを話してみた。
結果悪魔はかなり落ち込んでいるようだ。
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