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「よぉ、あんたが仙道拓也か?」
「・・・」
スタスタスタスタ
「お、おい待てよ」
「・・・なに?呼んだ?」
俺はヘッドホンを外しながら振り向いた
目の前にいたのは特攻服を着たヤンキー女だった
「ちょっと話があるんだけど」
「・・・」
ダッ!
「待てよ」
ダッ!ガシッ!
「速いな!?わ、分かった!話を聞くから」
「最初からそうしろよ」
「で、話って何だ?」
「あ、あのなーーー」
「カツアゲか?金なら持ってないぞ」
「いや、カツアゲじゃねーよ!」
「それで話って何?」
「あのな、あんたのことが好きなんだ!私と付き合ってくれ!」
「ゴメン!お互いのことまだよく知らないからさ友達からってことで」
「そ、そうだよな!まだお互いのこと知らないもんな」
「じゃあ、名前を教えて」
「へ?」
「名前を知らないと仲良くなれないじゃん?」
「あ、あぁそうだよな。
私の名前は雷銘律-ライメイリツ-だ!リツって呼んでくれ!」
「よろしくな!リツ」
「よろしく!・・・何て呼べばいいんだ?」
「タクでいいよ」
「あのさ、明日一緒に学校にいかないか?」
「そうだな!じゃあ、明日またここに集合な」
「わ、分かった!また、明日」
俺はリツと別れて家に帰った
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