第1章 始まりの手紙

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「よぉ、あんたが仙道拓也か?」 「・・・」 スタスタスタスタ 「お、おい待てよ」 「・・・なに?呼んだ?」 俺はヘッドホンを外しながら振り向いた 目の前にいたのは特攻服を着たヤンキー女だった 「ちょっと話があるんだけど」 「・・・」 ダッ! 「待てよ」 ダッ!ガシッ! 「速いな!?わ、分かった!話を聞くから」 「最初からそうしろよ」 「で、話って何だ?」 「あ、あのなーーー」 「カツアゲか?金なら持ってないぞ」 「いや、カツアゲじゃねーよ!」 「それで話って何?」 「あのな、あんたのことが好きなんだ!私と付き合ってくれ!」 「ゴメン!お互いのことまだよく知らないからさ友達からってことで」 「そ、そうだよな!まだお互いのこと知らないもんな」 「じゃあ、名前を教えて」 「へ?」 「名前を知らないと仲良くなれないじゃん?」 「あ、あぁそうだよな。 私の名前は雷銘律-ライメイリツ-だ!リツって呼んでくれ!」 「よろしくな!リツ」 「よろしく!・・・何て呼べばいいんだ?」 「タクでいいよ」 「あのさ、明日一緒に学校にいかないか?」 「そうだな!じゃあ、明日またここに集合な」 「わ、分かった!また、明日」 俺はリツと別れて家に帰った
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