第1話 悪夢の始まり

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「購入、購入、購入…」 カチカチカチカチカチ…カタッ… 「いよっし、今日の買い物おーわりっと!」 俺はいつもどうりネット通販を一通り見たあと、気に入った物を購入してノートパソコンを閉じた 「なぁーぉ…」 「ぁっ、ごめんごめん、お前のご飯まだだったな」 そう言い、俺は棚を開けて餌を取り出し愛猫である“みぃ”に朝ごはんをやる 「にゃーぉ!」 みぃにご飯を与えると嬉しそうに喉を鳴らした 「こらこらwあまり鳴かないでくれよw一応この寮ペット禁止なんだぞ?」 「なぁ?」 みぃは訳がわからないと様子でこちらを見つめてくる ははっ、可愛いなぁ こうするのが俺の毎朝の日課…そしてこれからが俺の日常… 「あぢゃーー!!!」 『!?』 突然リビングから聞こえてきた悲鳴に俺は驚き、みぃは部屋の隅に隠れてしまった 「…斗真(とうま)か…」 俺はため息をつくとみぃを一撫して部屋をでた 「斗真ぁー、朝からうるさいんだけどー」 「ゆ、優ぅぅ…」 「なっ、ど、どうしたの?」 俺、相川 優(あいかわ ゆう)を半分泣きながら呼ぶのはルームメイトの瀧澤 斗真(たきざわ とうま)だ 「朝からどうしたの一体」 俺は呆れつつ斗真に問う 「だ、だっで、優が朝ごはん用意してないから…うっ、じ、自分で作ろうと…思っで…ぐすっ」 朝ごはんって…まだそんな時間じゃないだろ… そう思い俺は壁にかけてある時計に目を移す ー 8時7分 ー (・ω・)…ぅ? 「あれ、学校って何時から始まるんだっけ?」 「ぐずっ…8時40分…」 ち、 「遅刻だぁぁぁあああぁあぁ!?」 アラームセットするの間違えたのかなぁ?てことは俺は7時30分に起きたことになる 俺は急いでカバンを持ち靴を履いて外へ飛び出した 「あっ、優まってー!」
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