水の都

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実質、マスターの称号はグランドマスターである先生がその分野おいて自分を越えたと認めた人しか貰えない物となっている。 僕は先生は万能の天才だと思ってるけど、先生は自分の事を器用貧乏だと言っていた。 自分は浮気者だから、真に一つだけに打ち込んで腕を磨いた者には勝てないってね。 でも、そのあとこうも言ってたっけ? 視野を広げて他所から取り込めそうな物はドンドン盗めって。 確かに視野を広げないと見えてこないものはたくさんあると思う。 特にこの世界では魔法の存在を知ってから僕の視野は大分広がった。 そうでなかったらサフィとルビーは作れなかったしね。 「ちょっと、反応薄くない?」 「そうかな?」 慣れって怖いね。 その後は主に学園や魔法の話となり、僕が口を挟める話題ではないので自然と聞き手に回った。 一つ気になったのはチアーノ母娘が物凄くエミリに対して親身な事だった。 「復学をしたいと言うのならばワタクシの方から学園に口添えをしますよ」 「い、いえ!大丈夫です!独学でもやっていけます!」 「確かにエミリちゃんなら独学でも大丈夫だと思うけど……やっぱりこのままの方が……」 メラルはエミリが学園でどう言った扱いをされていたのか知っているので、学園に戻ってこいと強く言えないでいた。 「お茶をお持ちしました」 「茶菓子も持ってきたよ♪」 そう言って現れたのはルビーとサフィだった。
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