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城門に到着した。
「おい!開門せよ!」
将軍の声で上から顔を覗かせた門兵が驚いている。
「タルティーニ中将!?
お一人で動き回られるとは何事ですか!?まさか…全滅!」
「違うわ、バカ者!さっさと開門せんか!
だいたい、こちらの客人が王宮から出るのにも気づかぬとは!」
「客…えぇー!?その男はっ!」
ギィィ…!
「アンタ、俺達を騙して城から出たのかっ…!」
門が開いた瞬間に、その兵士がウィリアムに詰め寄ってくる。
「なんと、そこまでして魔物が見たかったのか?
貴公、よほど腕に自信があるようだな」
将軍がまじまじとウィリアムを見る。
「そういうわけではないが…化け物共と初対面だったのは信じてもらえたか」
「得物は何だ?今度、手合わせでも願おうか。
はっはっは!」
高笑いを残し、将軍は去っていった。
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