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ただのおにぎり、
されどおにぎり。
私は一口おにぎりを口にすると
今日1日有り得ない事が
起こりすぎて
疲れまくっていた体が
ふっと安心したように力が抜け、
おにぎりを持ったまま
深い眠りについてしまった─
「はぁ、
手の掛かるやろうだな。
安心しきった顔してやがる」
土方はフッと笑い布団に
寝かせてやった。
こうして、
素香の有り得ない1日が終わった
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