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試験の結果は──
──得点200点中187点。他に問題もなし。
おめでとう、特待生に合格だよ。
いやあ、筆記、実技ともに実に優秀だね。」
筆記が100点中97点、実技は魔法と体術を併せて100点中90点。
ついでのように魔力量と属性も測定し、無事合格というわけだ。
「ありがとうございます。
あの、特待生というのは...?」
「ああ、説明するよ。
特待生はまず一般生徒と制服が明らかに異なる。
あそこのマネキンを見て。」
首から上が『初等部女子』などと書かれたボードになっているマネキンの数々。
その中から『高等部女子』のマネキンを見ると、なるほど明らかに違う制服が並んでいる。
「黒い方の制服は一般生徒のもの。
白い制服が君たち特待生の着るものだよ。
特待生は授業料免除の上に食堂、購買等の大幅な割引がきくんだ。」
「なるほど、それはお得ですね。
自炊の予定でしたが食堂を利用するようにしましょうか。」
(まあ、お金には困っていませんが。)
数えきれないほどの依頼を完遂してきたお陰で使いきれないほどの蓄えがある。
「ああ、それなら学園敷地内に食品を取り扱っているお店もあるから利用するといいよ。
そこも割引がきくんだ。」
「そこまで...、特待生というのは随分と優遇されるのですね。」
「もちろん優遇するだけでなく、言葉は悪いかもしれないけど見返りを要求するからね。
それができなければ特待生は取り消しなんだよ。」
「それならば納得です。それで、その見返りというのはどのようなものなのでしょう?」
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