241人が本棚に入れています
本棚に追加
「沖田さん、私、大学を休学することになるかもしれません。」
「……何で?」
「……赤ちゃんが、私のお腹の中に…沖田さんとの赤ちゃんがいます。」
「それ……ほんと?」
沖田さんが震える手で私の頬に触れる。
「…はい。この前、病院に行ってきました。私、産んでもいいですか?」
「もちろんだよ!!真桜、ありがとう!!これで真桜は本当に僕のものだ!!」
抱きついてきた沖田さんはの体は震えていた。
「ダメだ!!嬉しすぎて震えが止まらない!!」
「沖田さんが喜んでくれてよかったです。」
「うん……でも真桜、子供ができたら僕のことないがしろにしないでね。僕が一番、子供が二番にして!!」
「もう…子供みたいなこと言わないでください。」
「…これからは、真桜も子供も僕が幸せするから。」
そして沖田さんは私を抱きしめたまま、私のベットに横になる。
「子供の名前、何にしようか?」
「そうですね…やっぱり男の子なら栄太「却下!!」
「真桜、僕にいじめられたいの?」
「いえ……、言ってみただけです。」
最初のコメントを投稿しよう!