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柊一は祖父がたいそう可愛がった、何をするにも付いて回り、泣き声が聞こえるとすぐに駆け付けた、そこに奈緒や春一がいれば理由も聞かずに殴りつけた。
それでも奈緒は初めての弟を可愛がった。
まだ2歳なのにオムツを取り替えたり、ミルクを作って飲ませたり。
新しいおもちゃを手に入れた様に、それはそれは大切に扱った。
春一はそんな奈緒を少しだけイライラして見ていた。
奈緒は兄と遊ぶのも大好きだった、当時住んでいた家は農家で大きくて、庭には豚小屋も鶏小屋もあった。
2人でかくれんぼしたり、時には春一と同い年の従姉妹の真実が来て一緒に遊んだりもした、春一は手先が器用だったが左利きだとゆうだけで、祖母に叩かれたりした。
奈緒は右利きだったが、おまり器用ではなかった、だからかよく祖母に叱られた。
それでも泣いて大人達を困らせる事は無かった。
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