教師と生徒

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車を駐車場に停めてスーパーの中に入っていくオレと桜ちゃんだったがいきなり腕を組まれてしまった。 もちろんオレは振り払おうとしたが桜ちゃんが上目遣いでこちらを見ていて不覚にも可愛いって思ってしまったオレは振り払うことができなかった。 桜ちゃんには敵いそうにはないと思ったのもこの瞬間だった。 「光輝君は何か食べたいのとかある?」 「そうですね………桜ちゃんが自信のある料理が食べたいです」 「私の自信のある料理?それだと野菜中心になっちゃうけどいいの?男の子はお肉とかガッツリと食べれるものじゃなくていいの?」 「大丈夫ですよ。いつもそんなに食べるわけじゃないですから。それに今日はそんなに動いてないですからね」 「光輝君がそう言うならいいけど後で足りませんでしたとか言わないでよ」 「わかってますよ」 桜ちゃんが何を作ってくれるかはわからないが普段から料理をしていそうな雰囲気だから食べれるはずだ。残すことはしないようにしないといけないな。
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