教師と生徒

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桜ちゃんの行動に驚いて何も言うことができないでいると桜ちゃんから話してくれた。 「変なことしてごめんね。なんか光輝君に私の学生の頃の写真を見られちゃうと恥ずかしいから隠しちゃった」 頬を紅くしている桜ちゃんを見ると言っていることは本当なのだろう。だからオレはそれについては聞かないでおく。 それにしても桜ちゃんかわ自分のことを隠したりするなんて珍しいこともあるんだなって思ってしまう。 普段の桜ちゃんは自分の休日のことや趣味、ファッション、本、はまっている物など基本的に個人的なことを平気でヘルプ部のメンバーには言ってくる。だから桜ちゃんはありのままの自分をみんなに見せることができるんだと認識している。 だけどさっきの行動は普段とは違う行動。桜ちゃんの中ではどこまでがみんなに知られても大丈夫なのかとかが決まっているのかもしれない。 もしかしたら学生の頃に嫌なことがあったりしたから隠したいのかもしれない。そうなるとオレが口を出せるようなことではない。 このことはまだ桜ちゃんの知らないところが多いから触れないでおくのがいいだろう。
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