prologue

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「桜ってピンク色って感じなのにお姉ちゃんは金色だね。優希ちゃんは生まれつき髪が金色だけど桜お姉ちゃんも生まれつきなの?」 「私は光輝君のお友達の優希ちゃんみたいに生まれつきじゃないんだよ。元々は黒い髪でちょっと金色にしたかったからしてみたんだよ。似合ってるかな?」 「うん!!お姉ちゃんが綺麗に見えるよ!!」 「そっかぁ。ありがとうね。よし、じゃあ光輝君遊ぼう!!何かしたいこととかあるかな?」 ……… …… … 「うーん、あれ?私寝てたんだ………」 私の名前は春風 桜。仕事は教師をしている。独身だけどまだ二十代だからまだ結婚したいとかは思ってない。仕事が楽しくなってきた頃だからってのもある。 それにしても懐かしい夢を見たもんだ。あれが私と彼との初めての出会いだから私の中では一番の思い出だ。 あの頃の彼は純粋で優しく可愛いという印象だったが高校生になった彼はかっこよくなっていて普通に驚いてしまった。 教師の私と生徒の彼。 教師が生徒に恋をするなんて無いことだと思っていたがまさか自分がそうなるとは思っていなかった。 障害が多く難しい恋かもしれない。でも私は彼と一緒にいれるのならどんなことを受け入れよう。
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