一番大好きな桜

教師と生徒

こういう桜ちゃんを見れたからラッキーだったのもしれない。普段からちゃんと勉強しておいて良かったよ。

「とりあえず今日のところは終わりね。間違えたところは帰ったら復習しないとダメよ」

「わかりました。ちゃんと復習しておきます。じゃあそろそろ失礼しますね」

オレは帰ろうとしたがそれを桜ちゃんが腕を掴むことで阻止した。どうやらまだ用があるみたいだ。

「あのさ、このあとって用事とかあるのかな？」

「このあとは特には無いですよ。いつも通り帰っていつも通りの生活を送るだけです。それがどうかしましたか？」

「もし良かったら一緒にご飯食べない？あっ、別に行きたくなかったら無理に来なくてもいいのよ。今日は私に付き合わせちゃったからそのお礼がしたいってのもあるけど………」

うーん、ここは悩んでしまう。桜ちゃんと食事するのは全然悪くないしどちらかと言えば今日はもう予定はないから行けるんだ。

ただそれをいつもいるメンバーじゃなくて他の生徒に見られたらいろいろとまずいことになるのかもしれない。

それが桜ちゃん以外の教員にばれてしまったら最悪の場合には桜ちゃんに迷惑がかかる気がする。それだけは避けておきたいことだ。