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始業式。これもはっきり言ってめんどくさい。この時間はおやすみタイムです。体育館の窓から入ってくる日差しはまだ風の冷たさを相殺して、気持ちよく眠ることができました。むしろ気持ち良くねすぎてしまったのですが。
なんと、起きたら保健室ベッドで寝てました。どうやら体調不良で倒れたのかと思われていたらしいです。
保健室の先生に軽くお礼とお詫びを言って、教室へ戻りました。
「おはよう。お寝坊さん。」
教室へ戻ると、一番に吉子ちゃんが声をかけてくれました。
「あはは。心配かけちゃってごめんね。」
取り敢えず、謝った。
「誰も心配してない。」
と、いつも通り無愛想に返されてしまったのだが。
「心配してくれてありがとね。」
「だから・・・してない。」
「私はアリサちゃんに言ったんだもーん。」
「・・・ばか。」
ちょっと言いすぎちゃったかな。でも、やっぱり吉子ちゃんは可愛いです。
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