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「うちの親には了承もらったし。」
「ええーーーー!!」
な、何で?私の知らぬ間に・・・。
「覚悟出来てればいいって。」
「いいって・・・。」
「とりあえず、学生の内は親に頼る事になっちゃうけど。
贅沢しなければ、先生とオレの仕送りでなんとかなるでしょ?
オレもバイトするし。
やって出来ない事はないんだよ。」
何か・・・。
護君が言うと急に現実味が湧くから不思議・・・。
でも。
「いくら何でもそれは話が飛躍しすぎでしょ?
結婚なんてムリだよ。」
「どして?どうしてそう思うの?」
「まだ18歳なのに・・・。
私の将来まで背負込ませるなんて出来ないよ。」
護君の重荷になりたくない・・・。
「先生さ。
そもそもオレの心配ばっかりしてていい訳?」
「うん?それしか心配はないけど?」
また、何を言い出すのか・・・。
護君の将来が一番大事なのに。
「先生。オレと結婚したら、一生オレから離れられないんだよ?」
「結婚したらそうだよね?」
当然だよ。
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