一心同体

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「先生があんまりにも可愛いからイジワルし過ぎちゃったんだな。 どいつ?先生を虐めたのって。」 うーん。 「この子とこの子かな?後、この子も。 後は・・・。この子とこの子も時々かな? 覚えてるもんだね。」 この子達の顔を見てると思い出す。 当時された嫌な事。 突然涙が滲み出る。 護君が私を抱き寄せ、ぎゅーーーっと強く、強く抱きしめてくれた。 小学生の、虐められている私を抱きしめるように。 だから私も縋りつくようにYシャツを握りしめる。 「オレが同級生だったら。 こいつら全員ぶん殴って、先生を守ってあげたのに。 何にも出来なくてごめんね。」 そう言って私の髪を撫でてくれる。 護君全然悪くないのに。 首をブンブン横に振る。 「でも、もし先生が虐められないで、 皆に人気でチヤホヤされててさ。 そしたら先生、男嫌いにならなかったでしょ? 小学生でこんだけ可愛いんだもん。 中学くらいで絶対彼氏作ってたよ。 そしたらオレ、先生の処女貰えなかったかも。 だから、やっぱり先生が虐められて良かったな。」 護君はそう言って優しくキスしてくれた。
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