325人が本棚に入れています
本棚に追加
「先生があんまりにも可愛いからイジワルし過ぎちゃったんだな。
どいつ?先生を虐めたのって。」
うーん。
「この子とこの子かな?後、この子も。
後は・・・。この子とこの子も時々かな?
覚えてるもんだね。」
この子達の顔を見てると思い出す。
当時された嫌な事。
突然涙が滲み出る。
護君が私を抱き寄せ、ぎゅーーーっと強く、強く抱きしめてくれた。
小学生の、虐められている私を抱きしめるように。
だから私も縋りつくようにYシャツを握りしめる。
「オレが同級生だったら。
こいつら全員ぶん殴って、先生を守ってあげたのに。
何にも出来なくてごめんね。」
そう言って私の髪を撫でてくれる。
護君全然悪くないのに。
首をブンブン横に振る。
「でも、もし先生が虐められないで、
皆に人気でチヤホヤされててさ。
そしたら先生、男嫌いにならなかったでしょ?
小学生でこんだけ可愛いんだもん。
中学くらいで絶対彼氏作ってたよ。
そしたらオレ、先生の処女貰えなかったかも。
だから、やっぱり先生が虐められて良かったな。」
護君はそう言って優しくキスしてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!