一心同体

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「ホントは絶対反対されるだろうと思ってたから、準備してたんだ。 だから、予約って事で渡しておくから。 外すなよ。絶対に。」 「ありがとー!!絶対、絶対外さない!! 指が千切れても。」 「いやそこまでじゃないから。」 「いやいや。絶対外さないから。」 嬉しくてキスをしまくった。 「んで。オレはさすがに指にするのは恥ずかしいので。」 と言って胸元からチェーンを取り出すと・・・。 「あー!!お揃いの指輪だ!!」 「そ。オレのは内側に石が付いてるの。 オレはこうやってずっと着けとくから。」 そう言って指輪を見せてくれた。 「そう。でも、これも先生のもシルバーだけどね。 今は、これが精一杯。」 「これで十分だもん。」 ぎゅーーーっと護君に巻き付く。 「ありがと。」 「どういたしまして。 頑張りました。」 そう言ってキスをしてくれた。 徐々に深く。 舌で味わうように。 「さてと。 これくらにしておかないと。 用意しよーっと。」 ちょっと寂しいけど、学校だもね。 仕方ない・・・。
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