一心同体

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護君が準備をする間、 いつもの様にお弁当を作る。 「高校生活のお弁当も、もう終わりかー。」 大学になったらお弁当、どうしよう。 多分、学食だからいらないよね。 それはそれで寂しいなー。 出会った頃は三年生になったばかり? あの頃からしっかりしてたけど。 今では、私の保護者だもんな…。 私の方が年上なのに。 情けない…。 制服に着替えて、パンを食べている護君。 制服も、もうすぐバイバイかー。 護君の学ラン。 大好きだったんだけどな。 「何見てるの?」 「学ラン護とも、もうすぐお別れだから。 今から焼き付けておこうかと。」 「じゃあ、今日の夜は学ランで襲ってあげようか?」 「キャーー!!」 ヤバい!! 想像しちゃった。 「クククっ。喜んじゃって。」 「そんな事ないもん。」 「えー。制服なんて卒業したら、絶対着ないよ? 最後のチャンスかもよ?」 えーーー!! 「そう言われると…。」 「制服もいいかなって?」 ……コクっ。 「先生さー。ホント、エロくなっちゃったね。」
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