一心同体

26/26
前へ
/283ページ
次へ
「エロくないもん。 普通だもん。護君のがスゴいもん。 変態だもん。」 「オレは先生にスゴいだけだもん。 それに自分でも分かってるもん。」 何がモンだ。 可愛いすぎる。 「オレはエロい先生のが好きですよ。」 ぺろっと唇を舐められた。 「誰のせいでエロくなったと…。」 悔しい。 でも好き。 歯を磨く護君の背中に抱きついて、ベットリとまとわり付く。 それからもずっと抱き付いたまま。 護君は気にせず学校の準備をしてる。 さっき用意したお弁当も入れて、準備完了。 靴を履いて。 あー。離れ離れ。 「では。いってきます。」 「はい。いってらっしゃい。」 そしていつものキスをして…。 って。 「んっ………。」 今日は舌? 「長いよ。」 「サービス。ホントにいってきます。」 「はい。いってらっしゃい。」 ニッコリと手を振りながら玄関を出て行った。 あー。幸せだな。ふふ。 薬指の指輪を見る。 ありがと護君。 指輪にキスをした。 数か月後・・・・。 雫ちゃんは南高に合格し、 護君は南高を卒業した・・・・。
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!

325人が本棚に入れています
本棚に追加