黒崎家

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「たっだいまー。」 「「「キャー!!パパ帰って来たー。おっかえりー。」」」 「まだ起きてたなー。早く寝ないとパパがチューしまくるぞ。」 「「キャーーー!!」」 だから、余計起きちゃうんだって・・・。 「護君、今日帰るの早いね。」 「うん。疲れたから早く帰って来ちゃった。」 「そっか。ご飯用意していい?」 「あっ、まだ。二人とちょっと話してからにする。」 護君が就職し、一年後に結婚した私達。 さらに二年後に娘が誕生。 そして、三年後に二人目が誕生。 二番目の娘ももう2歳になった。 「パパー。ふたばねー。今日ようちえんでねー。 おどりのれんしゅうしたんだよ。 こんど、うんどうかいでやるんだ。 パパたのしみ?」 「楽しみ!!双葉、踊り得意だもんなー。」 「めいもおどれる。パパみてみて。」 踊り出す芽生。 そして踊るのはいつものグニャグニャ踊り。 「芽生、それいつものだろ? ねえねの踊りもそれなのか?」 「ちがうよ。ふたば、そんなグニャグニャ踊りしないよ。 めいだけだよ。」
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