黒崎家

3/4
前へ
/283ページ
次へ
「ちがう。ねえねはこれ。」 さらに変な踊りをする芽生。 二人目って不思議だ。 一体、誰に似たんだろう。 私も護君も特におもしろいタイプじゃないんだけど。 芽生。面白すぎる。 大爆笑の三人。 護君は本当にいいパパ。 悪い事をしたらすっごく怖いけど、 よく褒めて、休みの日には遊びに行って、行事も大体来てくれて。 仕事の日もたまに早く帰ってきて、二人の話を良く聞いてくれて。 「じゃあ、パパご飯食べるから。 早く寝ろよー。 おやすみ。」 「「おやすみ。」」 二人にチューをして隣の和室から出てくる。 「芽生ってあれで大丈夫なの?」 「やっぱり心配になった?」 「だって、面白すぎでしょ。 誰に似たんだあれ。 あんなセンスの持ち主、オレ知らない。」 「双葉は五歳にしてはシュール過ぎだしね。」 「二人とも末恐ろしいよ。」 どうなっちゃうんだ黒崎家。 大丈夫なのか。
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!

325人が本棚に入れています
本棚に追加