君が想うに

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早朝 「秋吉っーー!!」 「来るなっ!!」 「好きだぁーーっ!!」 「だから、来るなって!!」 俺は今、変態ストーカーこと『朝倉 幽也』に追われている 夏休み明けでしばらく会っていなかったからなのか、いつも以上に気持ち悪い…… ――ガシッ 「……うわっ!?」 不覚だ、一瞬の隙に捕まってしまった 「……やっと捕まえた もう、秋吉不足で死ぬとこだった……」 ギューっと、後ろから抱きついて離れない それどころか、猫のように頬ずりしてきた 「離せ変態っ!!しばらく会わなかったからって大げさなんだよっ」 必死に抵抗するが、俺よりも背が高く運動部の幽也に敵うはずもない 「俺にとっては永遠のように長い時間だったよ、あー回復する」 ……ホントにムカつく
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