聞き込み2

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「立派ですね、花子さん。教えられた事をしっかり後に繋げられる。一番大事な事ですよ」 羽鳥が微笑みながら言う。 「あ、ありがとうございます……」 羽鳥の言葉に、花子が照れくさそうに答える。 「ん?羽鳥、もしかして控室での俺と花子のやり取り聞いていたのか?」 雨宮の言葉に羽鳥は、しまったという顔をして弁解する。 「あ、申し訳ありません。部屋に入ろうとしたら、中から声が聞こえてきましたので外で待たせて頂いてました。」 羽鳥の言葉に花子が顔を赤らめる。 「じゃあ、私が怒られていた事、みんな知ってるんですか?」 「ええ、そういう事になりますね。申し訳ありません」 バツが悪そうに答える羽鳥。 「でも、花子さんは言われた事を、素直に聞き入れられる度量を持っています。気にしないで捜査頑張って下さい」 羽鳥の言葉に、花子はおずおずと頷く。 「では、せっかく来たんです。今の時点で、犯人の可能性のある五名の情報を教えておきましょう」 そう言うと、羽鳥が警察手帳を取り出した。
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