書籍化記念座談会

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花子「ではまず、この作品の見所を改めて皆さんの口から語ってください」 ななか「読み終えた人間に見所語ってどうしますの!」 羽鳥「いえいえ、読後に改めて作品内容に想いを馳せるのもいいものですよ」 花子「そういうことですね。ではまず、先生はいかがですか?」 雨宮「もちろん、ふんどしだ!」 花子「聞いた私が馬鹿でした」 灰野「俺達と雨宮と警察の推理バトルじゃないか? 共闘とは言っていたが、警察と特務探偵の確執もあったし、俺はそもそもおまえ達が嫌いだったからな」 赤原「それは君が一人で花子君にツンデレを発揮してただけじゃないか」 灰野「誰がツンデレだ、誰が」 羽鳥「花子さんの心の成長と言いますか、自らの役目に気付いたあたりなんか見所だと思いますよ」 雨宮「あの場面は木嶋逮捕を含めて、はとりんの独壇場だったじゃねえか」 ななか「だから主人公の陰が薄いとか言われますの」 赤原「見せ場と言えば、あれだろう。僕と君子の熱いベーゼの……」 小花「わあわああ! だめだよ、ああいうのは人前でやったら……」 大木「雨宮変態さんがギルティーブレードで悪党をバッタバッタと倒すシーンなんて良かったと思いますよぉ~」 花子「ありませんから。そんなシーン、ありませんから」 雨宮「まあ、やっぱりアレだよな」 羽鳥「ええ、アレでしょう」 ななか「まさか……」 花子「はあ……これは間違いなく……」 雨宮「謎の衣は全て剥ぎ取られた! 真実は既に丸裸だ!」 花子「ああ、やっぱり……」 ななか「結局そこに行き着くんですのね……」
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