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「どういうこと?」
「桜ちゃんが担任なら少しくらい細工をした可能性があると思う。そうじゃないとオレ達がみんな同じのクラスってあり得ないはずだ」
「光君の考えすぎだよ。あたし達が一緒になったり桜ちゃんが担任もすべて偶然だよ。あまり疑うのは良くないよ」
麗がそう言うからこの話は一旦終わった。それぞれの席に座りながら桜ちゃんが来るのを待っていた。オレは隣で春休みの課題を確認している麗を見ながら考え事をしていた。
本当にオレの考えすぎなのか?変だと思っていても確かめようがないので真実は闇の中に消えていくだけだ。
「みんなおはよう!!」
元気良く入ってきたのはオレが何かしたんじゃないかと疑っている桜ちゃんだった。元気良く入ってくるのはいつも通りだから何も言えない。
「えー、実は今回のクラス替えから機械が入力されたデータを処理してクラス分けをしたのでみんなが一緒のクラスになったのは偶然です」
桜ちゃんがいきなり言い出したことにオレは固まってしまった。オレの考えが読まれているじゃないか。
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