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桜ちゃんのいきなりの発言にざわついたがすぐに収まってみんなが桜ちゃんの方を向いている。このクラスは比較的真面目みたいだ。
オレも考えが読まれたことは過ぎ去ったこととして認識し、桜ちゃんの方をじっと見ることにした。
するとしばらくして目が合うと桜ちゃんはほんのりと顔を紅くしてオレから急いで目を逸らした。
それと同時にオレの足は麗に踏まれていた。すぐに顔を見ると笑顔だったが明らかに怒っているのがわかる。
なぜここで麗が怒っているのかはわからないがとりあえず足を退かしてもいたい。グリグリとしてくるから結構痛い。
「このあとは全校集会の後にクラスの委員決め、さらにはまだ早いですが修学旅行のことを少し話しておきます。だから全校集会が終わったら早めにここに戻ってくること。わかりましたか？」
修学旅行っていう言葉に反応して少しざわついてしまったが桜ちゃんがすぐにそれを鎮めてから全校集会に向かうことになった。
全校集会だとさすがに話が長いと思うから何か時間が潰せることでも考えておくか。
………
……
…
「じゃあみんな座って。とりあえずこれで決めることはすべて決めたけどこれでいいかしら？」
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