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それからしばらくは沙奈が質問攻めされていたが美琴さんが練習を開始するために準備を始めるともうその話は終わりとなった。
みんなから解放されて本当に良かったって思っているみたいだがオレはそうは思ってない。練習が終わった時が狙われると思っている。
まぁ、そのときになってみないとわからないけどな。
とりあえずヘルプ部のメンバーが全員揃っているみたいなのでそれぞれの役割をこなしている。
女子陣はダンスの練習、薫先輩は練習を撮影、順平は先程やっていた資料作りの続き、そしてオレは桜ちゃんに呼び出されているので桜ちゃんのところに向かっている。
呼び出された場所は印刷室だが、メインの仕事場となるのは印刷したものを置いている隣の作業室だと思われる。
それもやることは全クラスの時間割りを印刷したものを確認とその他の連絡事項が書かれたものを確認することだって言われた気がする。
「光輝君こっちだよ」
印刷室からひょっこりと顔を出したがすぐに顔を引っ込めた桜ちゃん。それほど忙しいのかもしれない。
すぐに印刷室の中に入ると桜ちゃんは先に仕事を始めていたみたいで一クラス分の時間割りが置いてあった。
「桜ちゃん何をすればいいですか?」
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