prologue

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「それじゃあみんなで同時に言おうよ」 「そうだな。その方がおもしろいかもしれない」 「二人だけが違ってもあたし達は知らないからね」 「時間が無いのでいきますよ」 「「「「H組!!」」」」 麗、オレ、明日香、雛の順に話していき最後はみんなで声を揃えて新たなクラスを言ったわけだがこの流れから何をしているのかはわかるだろう。 桜花祭から数ヶ月経っていて少し前には詩原先輩と森島先輩が卒業していってしまった季節である。 そう、季節は春になっていて無事に進級することができたオレ達はこうして新たなクラス分けの結果を言い合っていた最中だ。 「四人一緒になるって凄いね。この調子で他のみんなも一緒がいいな」 この言葉を発したのは橘 麗。学年一位という成績の持ち主で基本的には何でもこなすことができている学生的には羨ましい能力の持ち主。 たいていの人に優しく接し、料理や家事などもこなせるオレの彼女だ。麗と結婚したら家のことは任せても大丈夫だ。 「でもこうしてまた一緒になれると私達の日頃の行いが良かったからかもしれないね」 こちらは柊 明日香。理数系に強くいつも元気いっぱいな女の子。どんなことにも手を抜かないところがあるので無理をして倒れそうになることもある。 バイトをしていてお客さんとかに人気があるみたいだ。明日香は明るく看板娘みたいなものだろう。ちなみに双子の姉がいる。
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