prologue

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それからしばらく与えられた仕事をこなしていく。特に話すことはないから作業が進んでいくんだがどうしても気まずい感じがする。 オレとしては桜ちゃんとも親しいわけだからもっといろいろと話したいが桜ちゃんの邪魔をするわけにはいかない。 「光輝君は最近麗ちゃんとはうまくいってるの?」 いきなりの発言にどう返していいのかがわからなくなった。麗ちゃんとはうまくいってるのかと聞かれるとそれはもちろんうまくいっている。 麗とは付き合う前とあまり変わらないがそれでもどんなことでも二人でいられることに幸せを感じている。 「今は幸せですよ。付き合う前よりも一緒にいるだけで幸せだなって感じますからね」 「そっかぁ、やっぱり二人はお似合いだったんだね。あー、私も好きだったのになぁ」 「えっ!?何言ってるんですか!?」 「本当に光輝君のこと好きなんだよ。今でも光輝君のことを思ってる時があるんだからね」 桜ちゃんに好きだって言われてもオレはどうすることもできない。謝るのは桜ちゃんに失礼だからな。
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