prologue

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「そうだとは知りませんでした。自分はヘルプ部に所属している今日から二年の上林 光輝です」 「わざわざありがとうございます。私は池田 美智香(いけだ みちか)って言います。よろしくお願いしますね、上林先輩」 「先輩?先輩ってことは君は一年生なの!?」 「はい、一年生です。それと私のことは君じゃなくて美智香って呼んでください」 「いやいや、名字の方で呼ばせてもらうよ。それより池田さんはなんで今日来てるの?入学式は今日じゃないけど………」 「実は私が新入生で、おっと、ここから先はまだ言えないことを忘れてました。入学式の日にわかりますよ」 入学式の日にわかるって言われてもなんだか今気になるんだけどなぁ。本人が秘密にしたいなら別にオレは追求しないけどできれば早くわかりたい。 もしかしたら寝れないかも………いや、それはないかな。 「上林先輩はヘルプ部に所属しているからこうして資料作りを手伝ってるんですね。ヘルプ部は基本的には毎日こういった活動ですか?」
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