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オレの名前は上林 光輝。桜丘学園の一年生で昔から平凡な生活を望んでいる奴だ。
「光輝!!早くしないと終わらないぞ!!」
この声の持ち主は桜丘 琴音さん。桜丘学園の理事長でもあり、父さんと母さんの親友だ。若くして理事長になる実力はある。
昔からよく家に遊びに来ていたのでオレは琴音さんのことを信頼している。琴音さんと一緒にいるとどこか嬉しくなってしまうのは秘密だ。
そしてオレは琴音さんの家に現在いる。遊びに来てるんだと思う人はいるかもしれないが残念ながら違う。
オレは今日から琴音さんの家に住むことになった。
そもそもオレは高校生活の始まりは母さんの妹の清水 栞さんの家に住んでいた。そこには娘の美姫ちゃんともう一人の同居人の同じクラスの橘 麗と一緒に住んでいた。
そのまま高校を卒業するまでは栞さんの家で過ごすんじゃないかと思っていたが二週間前に事件は起きた。
栞さんが会社から海外支社への転勤を言い渡されてしまったのだ。場所は運良く栞さんの旦那さんがいるところだった。
だから栞さんと美姫ちゃんが海外に行く間オレと麗がこの家に二人だけになるのはまずいってことになった。主に麗へ配慮した感じだけどな。
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