- 4章 -

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 援交で貯めた500万近い貯金を、生活費として使ってしまうのは嫌だった。  使い道の一つとして、美穂子さんにヒロちゃんとの旅行をプレゼントしたいと、最近考えている。  しかし、お金の出どころを疑われそうだ。  遥と同様に、ヒロちゃんにも、派遣のバイトをしていることにしてある。  色々な飲食店にヘルプ要員として派遣されると説明してあり、不定期な援交を続けるために考えた都合の良い嘘だ。  その週に2度程度の放課後のバイト代が、本来のあたしの稼ぎのはずだ。  だからあまり金回りが良くてはおかしいのだ。  ナンバーズの2等くらいを当てたことにするのが良いかも知れない。  それから、高校を出て一人暮らしをする場合は、その資金に回そうと思う。  親元から離れたいという気持ちは全くないのだけれど、ヒロちゃんが美穂子さんと再婚するならばそうしても良いと、最近考えたことだった。  純也はどう思っているのだろうか。  ★いつも援交探偵芽衣を読んでいただいてありがとうございます。  この続きは、【援交探偵芽衣 第5話(無料)】をご覧下さい。  こちらにリンクが貼れませんので、この第4話の表紙ページに記載しておきます。  第5話に進み、改めて“しおり”を挟み直して頂かないと、更新通知が届かなくなりますのでご注意下さい。
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