154人が本棚に入れています
本棚に追加
「ま、説明はこんなところでいいでしょ？ ね、アールっ♪」
まだ色々と疑問は残るのだが、アルと向かい合わせで大人しくしているというのは、シェリスには我慢ならないらしい。
シェリスは待ちわびたような声で言うと、テーブルを回り込んで、アルの真横に移動する。
「ねえねえ、似合う？ アルのために、図書室で色々調べて着替えたんだよっ」
「ちょっ……いや、まてっ！」
何をどう調べてチャイナ服に行き着いたのかは不明だが、確かにシェリスのグラマラスなスタイルに、この服装は見事にマッチしていた。
「ほら、アルはスケベだから胸しか見てくれないけど……私、足だって綺麗なんだよ？」
そう言って、シェリスがチャイナ服のスリットをチラリとめくる。
元々ショートパンツ並に短い丈だったミニスカチャイナから、シェリスの白い脚が覗いた。
「えっ？ ちょっと待て！ まさかお前……」
その時、露になった足を見て、アルが何かに気付いたように慌てる。
シェリスはその仕草を見てクスリと笑いながら床にペタリと正座して、椅子に座るアルの膝に頭を乗せた。
「その通りっ！ この下には、なーんにも履いてませーん♪」
「落ち着けえええっ！」
チャイナ服の裾を掴んでヒラヒラさせながら、アルの表情を楽しむシェリス。
やはり、シェリスの方がアルより何枚も上手のようだった。
最初のコメントを投稿しよう！