78人が本棚に入れています
本棚に追加
「アル! ダ、ダメ! そこは絶対ダメぇっ!」
リースの懇願を無視し、アルの手はリースのショートパンツを引き下ろしにかかる。
必死でそれを押さえて抵抗しようとするリース。
少しずつずれていくショートパンツの隙間から、ピンクのしましまパンツが覗く。
どうやら、下の方は履いていたらしい。
「ち、ちょっと本当にダメ! いい加減に……ひゃぁぁぁっ!」
しかし、そうしながらも、アルの舌は変わらず、リースの胸を刺激し続ける。
段々と力が入らなくなる感覚に、リースは本当の危機を感じていた。
「リース……リース……」
「や、やだやだやだやだあっ! こんなのアルじゃない! どうしちゃったのよぉ……」
ククリーに迫られた時ですら、何とか踏みとどまったアルだが、今は完全に理性を失っていた。
先ほどからずっとシェリスの事を考え、悶々としていたアルが、最近になって女性として意識し始めたリースの扇情的な姿を見て、辛抱たまらなくなったのである。
ここ数日、シェリスからの誘惑は勿論、ククリーやキャミィ、そしてリースなどからのエロトラブルにも巻き込まれていた挙げ句に、全て未遂という生殺しな状況も、アルの暴走の一因となっている。
〝誘う方が悪い〟などという大義名分まで手にしてしまったアルを止める術はリースには無い。
「いやああああ!」
そしてついに、リースを守るショートパンツが、アルの手に奪われてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!