リースのお色気大作戦

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  「な、何開き直ってんのよ! 大体そんな裸みたいな格好で……」 「裸で何が悪い!」 「お、落ち着けリース……」 もはや錯乱気味なリースが放つ、根拠の無い自信に満ち溢れた言葉は、アルは勿論、さしものシェリスですら萎縮させた。 「大体、アンタなんなのよ! アルを誘惑しようとしたと思ったら、急に思わせ振りな態度取ったりしてさ! それでいて束縛してばっかり! 甘ったれてんじゃないわよ! 構って欲しいなら素直にそう言えば!?」 リースの口から、言葉が溢れだす。 普段、素直になれない分、一度爆発すると止まらなかった。 「うざったいのよアンタ! もういい加減にしてよ! アンタがいつからアルを見てたかなんか知らない。どんな想いを抱いてたなんか分からない! でも、何も話す気が無いなら、なんで今出てきたのよ! 引っ掻き回して、めちゃくちゃにして、それでアルが幸せだと思ってんの!? 自分さえ良ければいいの!? ねえ、どうなのよ!」 爆発したリースの、あまりに辛辣な言葉の刃に、アルもシェリスも呆然と立ち尽くしていた。  
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