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「分かってくれて嬉しいよ。これからも君の力には大いに期待してるからね。頼んだよ?」
「ご主人たま……」
不意に優しい台詞を放たれたものだから、シャノカの胸は今までの執拗な責めがもたらしたものとは違う音色で跳ね上がり、心地良い、全身へと波及する甘い痺れを感じた。
そしてそのまま、シークがシャノカにゆっくりと、その唇を重ねる。
「ん……ご主人たま……」
不意に訪れた甘い一時に、幸せそうに目を細めるシャノカ。
シークはそれを確認し、ゆっくりと唇を離すと未だ惚けた表情を浮かべるシャノカに、笑顔で言葉を放った。
「よし、じゃあ君には素敵なご褒美をあげよう」
「ご、ご褒美ですか……?」
シークの言葉を受けて、期待に満ちた眼差しを向けるシャノカ。
対するシークは笑顔のまま、スッと右手を掲げた。
「ご褒美に、こいつらと朝までたっぷり遊ばせてあげる。最高の快楽をプレゼントだ」
「……へっ? ぴぎゃあああああ!」
シークの言葉を理解するより前に、シャノカに再び、無数の触手が襲いかかった。
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