テンプレのテンプレによるテンプレな事象(/ω\)

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私が再度問うとダンが完全にキレて手をあげようとしたが、セレナに止められてとりあえず私から離れる。そしてセレナが静かに私と向き合って聞いてきた。私はこの二人を見て合格だと思いながら話し始める。 アキ「おかしいとは思わなかった?この世界では魔力は生命維持に最も欠かせない命の供給源。それなのに魔力を持っていないという事に。それはつまり死んでいるということと同義なのに。」 アキ「そう考えるとセレナはおかしい。異常ともいう。セレナが生きている事がおかしい。だって魔力が無いんだから。なら、考えられる事は二つ。 一つ目は魔力とは違う生命維持の供給源がある。 二つ目は魔力は封印されていて生命維持の必要最低限のみ出されている。の二つしか存在し得ない。でも、魔力と違う生命維持の供給源なんて発見されていない。 という事は考えられるのは魔力の封印ということになるんだけど分かったかな?」 私がそう説明するとダンはポカンと私の事を見ており、セレナは何かを深く考えているのか俯いて居る。私はシリアスに段々耐えられなくなってきており、早くシリアスから開放されたいと思いながらシリアスを演じる。そうこうしている内にセレナは私の方を見た。  セ「うん。分かった。それで、もし、私に魔力があったらどうするかでしたね。私は自分の周りの大切な人達だけにその力を使います。そんな物は当たり前です。何故、私が水知らずの人の為だと皆の為だのということに自分の力を使うのです?そんな偽善的なことをする為なら力なんて必要無いです。 私は大切な人の為に力を使いたい。私の事を大切にしてくれて、私の事を信じてくれた両親やレナやフロル。それに私と契約してくれたアキの為に力があるなら使いたいと私は思います。 私は六大貴族です。でもそれ以前に人間です。だから、全部を守るなんてことできません。でも、私を慕い、私に着いてきてくれるのなら、私はそのちからで守ります。 私の意思ですが、私がもし力を手にいれたらその力を使い、私の出来る範囲で皆を守って行きたいと思っています。」 そう長々と演説見たいにセレナは私に宣言した。それが本気で本心だと分かり安心。実際勇者見たいな事を言われたらどうしようかと思ったが、勇者全否定で安心した。私自身その類の小説は苦手だし、勇者の偽善は反吐がでると思っているのでセレナが言いたい事は分かった。
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