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担「あぁ、あれはですね、今まで実力を見せようとしなかったから使い魔がどんなのが出るか楽しみでつい見てしまっただけですよ。」
アキ「そうだったんですか。私は嫌な先生だなと思ってましたよ。というか紛らわしいですからね。」
私がそう言うとすまないすまないと笑いながら謝る。私と………えっとこの人まだ自己紹介もしていないじゃないかということに気づいた。
アキ「そういえばまだ自己紹介もまだだったですね。私はアキ・カミイです。今日から先生をすることになりました。よろしくお願いします。」
担「私はトキノ・クリジスです。接近戦闘学を教えています。得意なのは接近戦です。よろしく。アキとは仲良くできそうで良かった。この学園の教師は腐った奴ばかりですから。気を付けると良いですよ。」
アキ「そうですね。私もこの学園を見ていてまともな先生がトキノを含めて居ないと思ってました。けど、トキノは良い先生な様でひとまずは安心しました。あとの先生はトキノが言うのなら腐って居るみたいなので気を付けることにします。」
私とトキノが仲良くなった所でダンが話に入ってきた。というか完全に忘れていた。この世界での初めての友達に嬉しくなって周りが見えていなかったのかもしれない。が、多分ダンの影が薄いのも原因だろう。何かと空気にダンはなっているし……………。
ダ「いい加減話を始めてもいいかい?というか僕を忘れるのが好きだね。カミイ先生。いい加減僕泣いちゃうよ?」
ト「いい年をして何を[泣いちゃうよ]ですか。恥ずかしくは無いのですか?恥ずかしいので止めた方がいいですね。」
ダ「分かってるよ。自分で言ってるんだから恥ずかしさ位。でも、悲しくなるんだから仕方がないじゃないか。………………だから『僕は悪くない』」
ダンとトキノが言い合っている。というかダンは何でそのネタを知っているんだ。
………………すみません。取り乱して口調が男のときの物に戻りかけてました。というか心の中での声だから謝る必要はないか。なら謝らない。絶対!
とまぁそれは置いておくとして、ダンとトキノが話をしていたが、不意にダンが時計を見て顔を青ざめた。
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