~プロローグ~

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「二人とも、 なにしに来たんだよ」 俺は、この日、 始めて言葉を発した。 「あ、やっと喋った」 「だから、一緒に花火大会行こうぜ」 「何度も言ってるだろ、 二人で行ってこいよ」 「そっか」 「ありがと、守」 ガチャ そう言って、二人は、 俺の家から出ていった。 あーーー、 ちょっと涙出てきたかも(笑) 二人には、 幸せになって欲しいけど、 やっぱり、辛いもんがあるよな。 だから俺は、 この家から、 花火を見ることにするよ 一人で。 この家は、丘の上にあって、 花火がよく見えるんだ。
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