~プロローグ~

6/10
前へ
/10ページ
次へ
「ふあーーーーーー」 俺は、大きなあくびをして、 起き上がった。 時計を確認すると、 夜の8時半だった。 花火は、9時からで、 最後の1発は、 その10分後に上がる。 寝過ごさなくて、 良かったよ、 一人で見るにしても、 この花火は、 5年に1回だけしか見れないし。 俺は、雑誌などをあさって、 9時まで暇を潰そうとした。 ガチャ 「守、大変だ!」 朝日と一緒にいたはずの雄太が 俺の家に戻ってきた。 「どうした?」 「朝日とはぐれたんだ」 俺は、慌てて、 朝日を探しに行こうとした。 「あっ守、 お前が先に朝日にあったら、 これを渡してくれ」 雄太は、 一枚の手紙を渡してきた。 「オッケイ」 俺たちは、 二手に分かれて、 走り出した。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加