~プロローグ~

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「朝日ーー、朝日ーーー」 俺は、必死に声を出して、 朝日を探した。 「あっ、もしかしたら」 俺は、ある場所を目指し、 走り出した。 俺と朝日は、 5歳の時、 今日と同じ花火大会の日に、 神社の裏の隠れスポットで、 出会ったことを思い出したからだ。 そこに行くためには、 1000段もの階段を 登らないといけない。 「はあ、はあ」 俺は、息を切らしながら、 必死で、 その階段を上っていった。
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