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そのまま、じっと見つめ合い、大輔が
顔を近付け…梨香を右に向かせ、
左手でそっと髪をさわった。
? ? ?
「失礼しました、髪になにかついて
いましたので。」
梨香は真っ赤な顔をして、固まって
いる。
「では、私も着替えてまいります。
朝食はいつも通りで、宜しい
でしょうか?」
と、言いながら大輔は扉に向かった。
「はい、いつも通りで、……」
「洋服は、私が選んだのを着て
くださいね。」
そういい残すと、大輔は、部屋から
出ていった。
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